FM OTSU ENGLISH HOUR」第32回 再放送「Bridge over Troubled Water – Simon & Garfunkel」(4月5日放送)テキスト

Bridge over Troubled Water – Simon & Garfunkel
(邦題)明日にかける橋
Released January 20, 1970
Recorded November 9, 1969
Pop gospel
Length 4:55
Label Columbia
Songwriter(s) Paul Simon
Producer(s) Roy Halee, Paul Simon, Art Garfunkel
■ポイント
サイモンとガーファンクルの”Bridge over Troubled Water”(邦題:明日にかける橋)をお送りします。サイモンがクロード・ジーターの歌詞”I’ll be your bridge over deep water if you trust in me,”に着想し、「白人聖歌隊員」ガーファンクルの声のために作曲したと言われています。打ちのめされた人を励ます歌詞をお聞きください。
“Bridge over Troubled Water” was composed by Paul Simon inspired by Claude Jeter’s line “I’ll be your bridge over deep water if you trust in me”. Listen to the line which comforts those who got down and out.
■キーフレーズ
bridge over ~ ~ (ギャップ、問題、困難:単数が多い)の上に架ける橋
bridge between ~(s) (離れているもの:複数)をつなぐもの
■キーフレーズの用例
Like a bridge over troubled water, I will lay me down.
荒波のうえに架かる橋のように僕が身を横たえる。
He worked hard to be a bridge over a gap between the villages.
彼は村同の間の隙間の橋になるために一生懸命働いた。
I want to become a bridge over her difficulties.
私は彼女を困難から救う救援場所になりたいと思っています。
The local government decided to build a bridge over the river.
地方自治体は、川に橋を架けることを決めました。
They built a bridge over the tree to preserve it.
彼らはその木を保存するために木の上に橋を架けました。
A committee that was formed to create a bridge between rival party groups.
ライバルパーティーグループ間に橋を架けるために設立された委員会。(ODE)
The challenge is to build bridges between communities.
課題は、コミュニティ間をつなぐことです。(ODE)
The song does not have a bridge between its verses or choruses.
この歌には、詩やコーラスの間にブリッジがありません。
■歌詞
[Verse 1]
When you’re weary
君が疲れ果て
Feeling small
小さなつまらないものと感じているとき
When tears are in your eyes
君の目に涙がでてくるとき
I will dry them all
僕がすべて拭い去る
I’m on your side
君のそばにいる
When times get rough
たいへんで
And friends just can’t be found
友達がみつからないとき
Like a bridge over troubled water
荒波のうえに架かる橋のように
I will lay me down
僕が身を横たえる
Like a bridge over troubled water
荒波のうえに架かる橋のように
I will lay me down
僕が身を横たえる
[Verse 2]
When you’re down and out
君が落ち込んでだめになりそうなとき
When you’re on the street
君が街頭にたたずみ
When evening falls so hard
夕暮れがとても辛いとき
I will comfort you
僕が励ます
I’ll take your part
僕は君の側にたつ(注1)
When darkness comes
暗闇が来て
And pain is all around
痛みに囲まれているとき(注2)
Like a bridge over troubled water
荒波のうえに架かる橋のように
I will lay me down
僕が身を横たえる
Like a bridge over troubled water
荒波のうえに架かる橋のように
I will lay me down
僕が身を横たえる
[Verse 3]
Sail on, Silver Girl
出帆(しゅっぱん)しよう、銀色の少女よ(注3)(注4)
Sail on by
帆走(はんそう)していけ(注5)
Your time has come to shine
君が輝くときが来た
All your dreams are on their way
君のすべての夢が始まった(注6)
See how they shine
夢が輝いている様子をみてごらん
If you need a friend
友達が必要なら
I’m sailing right behind
僕は君のすぐ後ろを帆走(はんそう)している
Like a bridge over troubled water
荒波のうえに架かる橋のように
I will lay me down
僕が身を横たえる
Like a bridge over troubled water
荒波のうえに架かる橋のように
I will lay me down
僕が身を横たえる
■補足説明
(注1)take your part
take one’s part その人の側にたつ、味方になる
(注2)pain is all around
all around は、around(まわり)は副詞で、それを allで強調しています。頻出する表現です。
(注3)Sail on
歌詞全体として帆船を指しているので、出航よりも出帆と訳しました。
(注4)Silver Girl
ここでは、人物として訳していますが、船は女性名詞なので「銀色の帆船」という訳の方が適切かもしれません。実際、Silver Girl と言う名前の船はある模様です。
この歌詞のなかの “Silver Girl” にはモデルがいると言われています。後に Paul Simon の伴侶となった Peggy Harper の first gray hairs(最初の白髪) です。
(注5)Sail on by
Sail on by = Keep sailing past me 帆走して僕を追い越していけ
by = so as to go past (そばを)通り過ぎていく
(注6)All your dreams are on their way
be on one’s way = have started one’s journey その人の行程が始まった
この場合は one = dreams なので「夢が始まった」という意味です。
■草津市国際交流協会のコミュニティ間をつなぐ取組みの紹介
草津市国際交流協会のご担当者にお伺いした同協会の「ブリッジ」の取組み
・留学生(大学院生)が多いご当地ではあるものの、クレジットカードの支払方法、アパートの契約、(国民)健康保険のことなど生活に密着した具体的な経験にハンドブック「身近な法律ハンドブック」を作られたこと
・行政、保険、保育園、出産など制度適用を受けるための書類記入などの日本語対応に支援が必要なこと
・ハンドブックの日本語から英語への翻訳におかれましては、まず優しい日本語版をつくること、全国青年司法書士協議会様との連携など、ご当地ならではの留学生を巻き込んでのプロジェクトとされたこと
・災害時のみでなく平時から、地域のベテラン日本人の経験と、比較的若年の留学生の行動力が作用し合えるようにすること
・地震のない国からの人もいることなどを認識すること
・的確な情報提供のためにはラジオにおいても、単語・熟語(例:避難、高台)ではなく送りがなのある日本語(例:逃げる、高いところ)でのメッセージを心がけること
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
※FMおおつ 周波数79.1MHzでお楽しみください。
※FMプラプラ(https://fmplapla.com/fmotsu/)なら全国でお楽しみいただけます。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★