「FM OTSU ENGLISH HOUR」9月21日のテキスト「I’d Like To Teach The World To Sing」
「FM OTSU ENGLISH HOUR」の第4回目
I’d Like To Teach The World To Sing by The New Seekers (in Perfect Harmony) – The New Seekers
愛するハーモニー
ザ・ニュー・シーカーズ
作詞 B.Backer/B.Davis/R.Cook/R.Greenway
作曲 B.Backer/B.Davis/R.Cook/R.Greenway
歌 The New Seekers
Released November 1971
◾️ポイント
イギリスの5人組が「この世界を愛に溢れた平和な場所にしたい」と歌います。1971年某清涼飲料の広告に使われた別バージョンとの違いもお楽しみください。
◾️Lyrics 歌詞
I’d like to build the world a home
この世界に家を建ててあげたい(注1)(注5)
And furnish it with love
そこを愛でいっぱいにしたい(注2)
Grow apple trees and hoenybees and snow-white
turtle doves
リンゴの木、みつばち、真っ白なハトを育てたい(注3)
I’d like to teach the world to sing
この世界に歌を教えたい
In perfect harmony
ぴったりとしたハーモニーでの歌を
I’d like to hold it in my arms and keep it company
そんな世界を抱きしめ、ずっと一緒にいたい(注4 )
I’d like to see the world for once
この世界でたった一度でいいから
All standing hand in hand
みんなが立ち上がり手に手を取り合って
And hear them echo through the hills “Ah, peace
聴いてみたい、丘に響き渡る「平和が
throughout the land”
この土地中に拡がっている」という声を
(That’s the song I hear)
(それが私が聴く歌)
I’d like to teach the world to sing
この世界に歌を教えたい
(that the world sings today)
(それが今日世界が歌う歌)
In perfect harmony
ぴったりとしたハーモニーで
■キーフレーズ
I’d like to ~
I would like to ~ の略
~をしたい、してみたい、~する夢がある(この曲の例)
~をお願いしたいが如何でしょうか?
(かならずしも命令形、疑問形とは限らない)
■キーフレーズの用例
I would like to make the world a greener, better place.
世界をより環境に優しく、より良い場所にしたい。
I would like to go to the Biwako Hotel.
びわこホテルまで行きたいのですが。(道を尋ねる時、タクシーの運転手の方へなど)
~をしたい、してみたい
I would like to go on board the cruise “Bianca”.
あなたとクルーズ船ビアンカに乗りたい。(それほど親しくなる前)
(比較)I wanna go on board it.(親しい間柄、あるいは子ども)
I would like to get promoted. Could you please advise?
昇進したいのです。 アドバイスいただけますか?
I would like to ask you to help me for a minute.
ちょっと、助けていただけるとありがたいのですが。
(そう言われて、なにか答えない人はまずいないことが前提)
Would you like to have another cup of tea?
もう一杯、お茶をいかがですか?
(相手の意思によって、結果が異なる場合の、ていねいなお伺いの表現)
(比較)Could you please click the button?
そのボタンをクリックしていただけますか?
(実質的に、それを相手にやっていただきたい場合の、ていねいなお願いの表現)
■補足説明
(注1)build the world a home 本来は、build a home for the world のところが、韻を踏むために、build the world a home となったと解釈しています。
(注2)furnish 家具を部屋に取り付ける(具体的)、必要物を供給する(一般的)の2つの意味があります。ここでは、前のフレーズで建てた家に「愛」を家具にして取り付けたい、という気持ちも表現していると思います。)
(注3)grow 育つ、育てる、の2つの意味がありますが、ここでは、前からの I’d like to … が続いていて、歌い手の望みとして「リンゴの木などを育てる」と解釈しました。)
(注4 )it ”it”は便利な代名詞で、必ずしも特定の「もの」を指さないこともあります。ここでは「そんな世界」を指すと解釈していますが、別な言い方をすれば「そのような世界の状態」とも言えると思います。)
(注5)build the world a home 動詞 build (建築する、構築する、組み立てる)のあとに続く名詞はひとつだけで、補語も伴いません。(文法的にはSVOのみであって、SVOO, SVOC はありません。)
この曲にはコカ・コーラ宣伝用の別バージョンがあり、そのなかでの歌詞は、
I’d like to buy the world a home (世界に、「家(ホーム)」を買ってあげたい)と始まっています。
やがて、そのコカ・コーラ・バージョンの歌詞は I’d like to buy the world a coke. (世界に、「コーク」を買ってあげたい)と変化し、home と coke で韻を踏んでいます。
https://www.youtube.com/watch?v=1VM2eLhvsSM
Keiko&Junichi
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「FM OTSU ENGLISH HOUR」 土曜日 午前8から8時30分
再放送 日曜日 午後5時から5時30分
※FMおおつ 周波数79.1MHzでお楽しみください。
※FMプラプラ(https://fmplapla.com/fmotsu/)なら全国でお楽しみいただけます。