FM OTSU ENGLISH HOUR」第50回再放送「Rise Up – Andra Day」(5月25日放送)テキスト
放送2024年5月25日 Rise Up – Andra Day
from the album Cheers to the Fall
Genre R&B/Soul
Released 2015
Length 4:13
Label Warner Bros.
Songwriter(s) Cassandra Monique Batie, Jennifer Decilveo
Producer(s) Jenn Decilveo, Adrian Gurvitz, Rob Kleiner, Raphael Saadiq, Chris Seefried
■ポイント
「私だけのためでも、あなただけのためでもなく、私たち2人のために、何度でも立ち上がる」どちらの困難であっても私たち二人で何度でも立ち上がる、と歌い上げる “Rise Up” by Andra Day をお聴きください。
So moved by the song which is meant to be “I’ll rise up thousands times again not only for me nor only for you but for both of us”. Enjoy “Rise Up” by Andra Day with the impressive lyrics, the inspiring video and her beautiful voice.
■キーフレーズ
to ~’s feet / to one’s feet
~を立ち上がらせる、驚かせる、喝采させる
■キーフレーズの用例
we’ll take the world to its feet
私たちは世界を立ち上がらせてみせる(lytics)
Move mountains and bring it to its feet
山であっても動かし、立ち上がらせよう(lytics)
The chorus brought the audience to its feet.
合唱を聞いて聴衆は総立ちになった。
Andra Day’s voice brings always the audience to its feet.
アンドラ・デイの声はいつも、聴衆に喝采を受ける。
He leaped to his feet.
彼は、飛び跳ねるように立ち上がった。
Jean’s appearance brought Michelle to her feet.
ジャンの姿を見て、ミシェルは立ち上がった。
■歌詞 Lyrics
You’re broken down and tired
打ちひしがれ 疲れ果て
Of living life on a merry-go-round
目まぐるしく巡る毎日の暮らしに疲れ果てている
And you can’t find the fighter
そしてあなたはそれに立ち向かう気力を見つけられないでいる(注1)
But I see it in you so we gonna walk it out
でも、あなたの中にそれがあると分かる だから一緒に歩を進めよう(注2)(注3)
Move mountains
山であっても動かそう(注4)
We gonna walk it out
一緒に歩を進めよう
And move mountains
山であっても動かそう
And I’ll rise up
私は起き上る
I’ll rise like the day
私は起き上る 一日が始まるように
I’ll rise up
私は起き上る
I’ll rise unafraid
恐れずに 立ち上がる
I’ll rise up
私は起き上る
And I’ll do it a thousand times again
何度でも何度でもやってみせる
And I’ll rise up
私は起き上る
High like the waves
波のように高く
I’ll rise up
私は起き上る
In spite of the ache
痛みがあるけれでも
I’ll rise up
私は起き上る
And I’ll do it a thousand times again
何度でも何度でもやってみせる
For you
あなたのために
For you
For you
For you
あなたのために
あなたのために
あなたのために
When the silence isn’t quiet
静かなのに静寂を得られない(注5)
And it feels like it’s getting hard to breathe
息することさえ出来ないように感じている
And I know you feel like dying
あなたが死んでいくように感じていることはわかる
But I promise we’ll take the world to its feet
でも私たちは世界を立ち上がらせてみせる(注6)
Move mountains
山であっても動かそう
Bring it to its feet
山であっても立ち上がらせよう(注7)
Move mountains
山であっても動かそう
I’ll rise up
I’ll rise like the day
I’ll rise up
I’ll rise unafraid
I’ll rise up
And I’ll do it a thousand times again
私は起き上る
私は起き上る 一日が始まるように
私は起き上る
恐れずに 立ち上がる
私は起き上る
何度でも何度でもやってみせる
For you
For you
For you
For you
あなたのために
あなたのために
あなたのために
あなたのために
All we need all we need is hope
私たちに必要なのは希望だけ(注8)
And for that we have each other
そのためにお互いを必要としている(注9)
And for that we have each other
そのためにお互いを必要としている
And we will rise
We will rise
We’ll rise
We’ll rise
一緒に立ち上がろう
一緒に立ち上がろう
一緒に立ち上がろう
一緒に立ち上がろう
I’ll rise up
Rise like the day
I’ll rise up
In spite of the ache
I will rise a thousands times again
私は起き上る
私は起き上る 一日が始まるように
私は起き上る
恐れずに 立ち上がる
私は起き上る
何度でも何度でもやってみせる
And I’ll rise up
High like the waves
I’ll rise up
In spite of the ache
I’ll rise up
And I’ll do it a thousand times again
私は起き上る
波のように高く
私は起き上る
痛みがあるけれでも
私は起き上る
何度でも何度でもやってみせる
For you
For you
For you
For you
あなたのために
あなたのために
あなたのために
あなたのために
■補足説明
(注1)you can’t find the fighter
the fighter は、戦う人、戦闘機などの意味がありますが、ここでは「困難に立ち向かう気力」と解釈しました。
(注2)But I see it in you
ここでの it は、前のフレーズにある the fighter と解釈しています。
(注3)so we gonna walk it out
ここでの it はいわゆる「ある種の同士の後に無意味な形式上の目的語としての it」です。例えば、walk it(歩く)、fight it out(あくまで戦う)、Go it while you are young(若いうちに大いにやれ)などがあります。
(注4)Move mountains
move mountains は「不可能と思われることに取り組む」と言う意味ですが、この歌詞のなかでは、象徴的に用いられています。
(注5)When the silence isn’t quiet
物理的に静かであっても、頭の中や心の中に静寂を得られないとき、と言う意味と解釈しました。
(注6)But I promise we’ll take the world to its feet
bring one to one’s feet で、相手(one)を立ち上がらせる、と言う意味があります。ここでは、take ですが、実質的には同じ意味「相手を立ち上がるほど驚かせる、感動させる」と解釈しています。
(注7)Bring it to its feet
bring one to one’s feet は、相手(one)を立ち上がらせる、と言う意味です。「不可能と思われること」の象徴ですが、それを擬人化して「驚かせる」という意味と解釈しています。
(注8)All we need all we need is hope
「私たちが必要なもののすべては希望」と言う直訳ですが「希望だけが必要」という意味になります。
(注9)And for that we have each other
「お互いを持っている、お互いが存在している」という直訳ですが、「お互いを必要としている」という意味、と解釈しました。
■ Andra Day(Wikipediaより)
1984年12月30日、ワシントン州スポケーン生まれ、カリフォルニア州サンディエゴ育ち。
カリフォルニア州チュラビスタにあるファースト・ユナイテッド・メソジスト教会で歌い始める。5歳からダンスレッスンを受ける(20代まで続けた)。 小学校で舞台芸術への興味を育んだ。
12歳のときに、ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、ダイナ・ワシントンなどの著名なジャズボーカリストの音楽に触れ(Day was introduced to the sounds of)、影響を受けたと、自ら認識している。
サンディエゴ・クリエイティブ・アンド・パフォーミングアーツ・スクールに参加、卒業。
高校卒業後、子供向けのエンターテイナーとしての仕事を含め、約20の異なる仕事を経験。
2010年、スティービー・ワンダーの当時の妻であるカイ・ミラードが見出し、スティービー・ワンダーは当時プロデューサーのエイドリアン・グルヴィッツにデイを紹介。 グルヴィッツは、数年後、デイのデビューアルバムで最終的に協力することになった。
■Andra Day – Rise Up [Official Music Video] [Inspiration Version]
頭部以外のすべての肉体機能を事故で失った(おそらく)軍人が妻に “I want to take you out on a date today” とメッセージするシーンから始まる公式ビデオ。
デートを終え、家まで車いすで夫を送る妻の、最後のシーンの言葉が秀逸。
また、2016年Andra Day 自身によりアップロードされたこのビデオは、56百万の視聴があり、24千のコメントがあります。コメントには、脳腫瘍、白血病、13年間手術を繰り返している等、困難にある人からのものも多い。
Lyrics の解釈は聞き手の数だけあるものの、多くの共感を呼んでいる模様。
”I’ll rise up thousands times again not only for me nor only for you but for both of us”(私だけのためでも、あなただけのためでもなく、私たち2人のために、何度でも立ち上がる)
■Serena Williams Rise Beats By Dre
セリーナ・ウィリアムズ出演の Beats Electronics社プロモーションビデオで、”Rise Up” by Andra Day が使われている。