株式会社FMおおつ、皇子山オフィスのオープニング式
本日(3月19日)午前8時20分頃から、大津市山上町5−37、シャルム皇子山1階、株式会社FMおおつで、株主や関係者7人が出席する中で無事オフィスのオープニング式を行いました。
「本日、FMおおつが無事開所式を迎えたことは心から喜ばしいことです。私たちは、地域密着を重視して地元発地元行きの放送番組をたくさんつくり、有名無名を問わず皆が気楽に参加できる放送局を目指します。発足の根本理念でミッションでもある災害時の対応はもとより、普段から安心安全につながる、いざという時に頼りになる地域メディアを確立し、大津という地域がもう一度活力にあふれ、元気で、魅力的なまちになるよう一緒に汗をかいていこうと思っています。
私自身、新聞社やラジオ局というマスメディアの中に身をおいた者ですが、メディアの経営は全く初めてでこの半年の準備期間は日々新鮮で、まだまだ勉強することばかりと反省しています。元々、深夜放送でザ・フォーク・クルセダーズの楽曲を聞いたのがきっかけで、ラジオが大好きになりました。今日のようにスマートフォンやパソコンなどインターネットを通じて、口コミの何百倍もの早さとボリュームで大きな広がりを持つFacebookやtwitterなどソーシャルメディア時代は楽しい反面、スピード感が有り過ぎて疲れてしまうのも事実です。そんなデジタル最優先の時代にあって、敢えて昭和のレガシーな時代の、人の温もりの心地よさを感じられるアナログなラジオをもう一度見直してみたくなりました。
私たちは日本全国とか世界という手に負えないほどの大きなエリアではなくて、日頃から人々の息づかいが感じられ、手の届く世界である大津市内にあるご近所からご近所に向けて発信していきたいと思います。同じ空気をリアルタイムに一緒に吸って、空の雲の流れる様子や刻一刻と湖面の色を変えていく大きな湖、山の端や木々の緑を眺めている人に、『今日もきれいだな』と言えば、『そう、とってもきれいね』と返事が返ってくるような人たちと同じ空間を共有しながら一緒に番組を作っていけたらさぞや心豊かになり楽しいことだろうな、と感じています。
これらのことを実現するために、普段から常識にはとらわれず新しいことを積極的にやっていきたいと思っています。なぜか人間は時間が経つと過去のことを歴史や伝統にしてしまい『前例がない』と言って新しいことに挑戦しないようになりがちです。それではせっかくいろんなチャンスが目の前にあるのに、とてももったいないと思います。『そんな事は今までやっていない』からこそ新しいことに対して、果敢に取り組んでいきたいと思っています。『寝ても覚めても大津が大好き』、そんな人たちと共に新しい地域の時代を切り開いていきたいなと大きな夢をひそかに抱く、小さな放送局でありたいと思います」
と株式会社FMおおつ代表取締役(CEO)の古田誠はスタートするに当たって述べています。
FMおおつの無事出航を祈って餅まきの代わりに近所の方々に(個人とショップ)に餅を配りました。なにしろこの日は日曜で静かな朝だったのでご迷惑にならないように。集まったメンバーがこそこそと共同で最初にした作業がこれ。このほかオフィス内の電源周りの確認などをしました。式典に先だって、ご近所に住む中学校の同窓生がお祝いに駆けつけてくれました。Mさん、ありがとうございました。少し胸が熱くなった瞬間です。