【ラジオと私】ラジオの受信感度を上げるには
8月1日からスタートした「一人暮らし高齢者にラジオ1000台を贈りたい!」キャンペーンプロジェクト。
きょうで4日目で残り57日です。幸い、達成率1%を越しました。これはちょうどラジオ約12台分に相当します。
ぜひ、あなたもこの「一人暮らし高齢者にラジオ1000台を贈りたい!」プロジェクトご支援くださいませんか。
https://faavo.jp/shiga/project/2022
このキャンペーンプロジェクト期間中には、ラジオの素晴らしさをお伝えをしたり、「ラジオと私」としてラジオのある暮らしについてFMおおつスタッフが順次書いていきたいと思っています。
きょうはラジオの受信感度の話を私、古田がお送りします。
昔々、自作ラジオを作っていた頃ですから小学校中学年か高学年だったと思います。最近も復刻版で出ていますが、電子ブロックでラジオを作るのも楽しかったです。ラジオが完成したあとに気付いたのは、本体だけではなかなかラジオが聴けなくて、結局、リード線などを代用したアンテナを付けないと音が明瞭に聞き取れなかったりしました。
そんな時、電子ブロックのラジオ制作の解説本ページで「よく聞こえなかったら家庭のコンセントにリード線を差してみよう」って書いてあったんですね。それまで模型工作しながら、面白半分に乾電池の代わりに家庭コンセントに赤青のリード線繋いで、よせば良いのに何度も感電してことがあったので感電は身近な小学生でした。「え〜、また感電しないのかな」と思いましたが、コンセントの片側しか使わないで、電流は通りません。実際、リード線突っ込んでみたら、もちろん感電はせずに自作ラジオが雑音なく明瞭に聞けるようになってびっくりしました。普通の市販ラジオと同じくらいよく聞けるわけです。目からウロコでした。つまりコンセントに付いた配線が家中に伸びているためにそれ全体が大きなアンテナの役目をしているということなんですね。AM(中波ラジオ)はこれだけで、俄然、感度が変わってきます。さらにAMラジオは、ラジオ本体を前後左右、方向を変えて一番良く受信できる方角に向けるだけで受信感度が簡単に改善します。昔中波ラジオ局に勤めていたころに「ラジオ聴けません」という電話相談をよく受けました。「少しラジオの位置を変えてみてください」とお願いするだけで劇的に受信改善し、リスナーに感謝されたものです。たいしたことしていないのに恐縮です。
では、FMラジオはどうして聞くかといえば、ラジオに付属しているFM用ロッドアンテナを最大限に伸ばして、ここでもラジオを放送が一番良く受信できる方角に向けるだけです。外付けアンテナ端子が付いているラジオやステレオチューナーだと室内アンテナや室外アンテナを取り付けるだけで俄然受信感度が良くなりますので、挑戦する価値は十分にあります。
お手元のラジオでぜひ試してみてください。(感電にはお気をつけて)
一人暮らし高齢者にラジオ1000台を贈りたい! プロジェクト