「FM OTSU ENGLISH HOUR」 9月7日(土)午前8から8時30分「“Turn! Turn! Turn!” – The Byrds 」テキスト
FM Otsu English Hour
9月7日午前8時から8時30分“Turn! Turn! Turn!”The Byrds
ターン・ターン・ターンザ・バーズ
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Key Phrase : “a time to ~”
キーフレーズ: 「~する時」
“Turn! Turn! Turn!”
ターン・ターン・ターン (注1)
To everything – turn, turn, turn
There is a season – turn, turn, turn
And a time to every purpose under heaven
天が下のすべての事には季節があり、
すべてのわざには時がある。 (注2)
A time to be born, a time to die
生るるに時があり、死ぬるに時があり、
A time to plant, a time to reap
植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、
A time to kill, a time to heal
殺すに時があり、いやすに時があり、
A time to laugh, a time to weep
笑うに時があり、泣くに時があり、
To everything – turn, turn, turn
There is a season – turn, turn, turn
And a time to every purpose under heaven
天が下のすべての事には季節があり、
すべてのわざには時がある。
A time to build up, a time to break down
建てるに時があり、 こわすに時があり、
A time to dance, a time to mourn
踊るに時があり、悲しむに時があり、(注3)
A time to cast away stones
石を投げるに時があり、
A time to gather stones together
石を集めるに時があり、
To everything – turn, turn, turn
There is a season – turn, turn, turn
And a time to every purpose under heaven
天が下のすべての事には季節があり、
すべてのわざには時がある。
A time of love, a time of hate
愛のさなか(最中)の時があり、憎みのさなかの時があり、(注4)
A time of war, a time of peace
戦いのさなかの時があり、和らぎのさなかの時がある。
A time you may embrace
抱くに時があり、
A time to refrain from embracing
抱くことをやめるに時があり、
To everything – turn, turn, turn
There is a season – turn, turn, turn
And a time to every purpose under heaven
天が下のすべての事には季節があり、
すべてのわざには時がある。
A time to gain, a time to lose
得るに時があり、失うに時があり、
A time to rend, a time to sew
引き裂くに時があり、縫い繕うに時があり、
A time for love, a time for hate
愛に向かう時があり、憎しみに向かう時があり、(注5)
A time for peace, I swear it’s not too late!
平和に向かう時がり、決して遅くないと神に誓う! (注6)
■キーフレーズ
a time to ~
~する時、~を始める時、今までとは異なり今~する時
用例
It is a time to love for us two, right?
Is this a time to leave?
■補足説明
(注1) Turn! Turn! Turn!
視線・顔・背などを…の方へ向ける と言う意味です。
この歌詞の文脈では「今がその時」「転機」と言う意味のようです。
敢えて「ターン」とそのままにしました。
皆で、その意味を考えてみませんか?
(注2)To everything There is a season And a time to every purpose under heaven
この部分に限らず、この歌詞の大半は、旧約聖書キングジェームズ版の伝道の書 3章1節から8節( King James Version of the Bible, Ecclesiastes 3:1-8 )をほぼ原文のまま使っていますので、極力同書口語訳を参照させていただきました。
(注3) a time to mourn
mournは、①不幸などを嘆く、悲しむ、②哀悼の意を表する、喪に服する と言う意味があります。
(注4) A time of love, a time of hate
伝道の書にはa time to love, a time to hate はあっても、a time of love, a time of hate はありません。この歌詞では、歌詞の最後のブロックでは、a time for love, a time for hate が登場し、さらに、伝道の書にはないa time for peace が登場し、 I swear it’s not too late! で終わっています。歌詞全編を通して、a time to love で「愛する時」、a time of love で「愛のさなかにある時」、a time for love で「今は手元にないが、そちらに向けてturn すべき先にある愛」を表現している、と仮定して訳しています。
(注5) A time for love, a time for hate は伝道の書にはありません。Pete Seegerがこの詞を書いたとされる1950年代後半は、米国のインドシナ半島介入が本格化し、南ベトナム政府軍への軍事教練が始まった時期でした。a time for love(愛へ向かう時)かa time for hate(憎しみに向かう時)かを若者が敏感に感じたかもしれない、と考えて、日本語訳としました。
(注6)A time for peace, I swear it’s not too late!
この部分も伝道の書にはありません。開始時期がはっきりしないとも言われるベトナム戦争について、作詞者Peter Seeger の主張が込められているはずであること、全編を通して、伝道の書が引用されていることから、敢えてswear を「神に誓う」と訳しました。
Keiko&Junichi
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「FM OTSU ENGLISH HOUR」 土曜日 午前8から8時30分
再放送 日曜日 午後5時から5時30分
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