「FM OTSU ENGLISH HOUR」の第47回再放送(5月4日放送)テキスト
放送日 5月4日(土) Heal the World – Michael Jackson
Heal the World – Michael Jackson
from the album Dangerous (1991)
Released 1992 (as the 5th single from the album)
Recorded 1989
Length
6:25 (album version)
4:32 (7″ edit)
4:55 (7″ edit with intro)
Label Epic
Songwriter(s) Michael Jackson
Producer(s) Michael Jackson, Bruce Swedien (co-producer)
■ポイント
本人も「最も誇りに思う作曲」と発言、同名の子供のための慈善団体を設立、コンサート収益もすべて慈善団体に寄付、まるで本人の遺言のような “Heal the World” by Michael Jackson (マイケルジャクソンの「ヒール・ザ・ワールド」)を聴きましょう。
Let’s get healed by Michael Jackson’s “Heal the World”. He described the song as “most proud to have created”, established a charity foundation with the song title, and donated all the profit from the concert tour. The lyrics sound like his will.
■キーフレーズ
if you ~ you’ll ~
~すれば、~となる、できる
■キーフレーズの用例
If you really try, You’ll find there’s no need to cry. (from the Lyrics)
みんなが本当に努力すれば、泣く必要などないことがわかる。
If we try, we shall see. (from the Lyrics)
やってみればわかる。
If you try it again and again, you will eventually be able to to it.
何度もトライすれば、やがてできるようになる。
If you help somebody who is in trouble today, you will be helped someday by somebody.
今日困っている人を助ければ、いつか誰かに助けられます。
If you propose your idea, you will have more valuable idea from your team.
自分のアイデアを提案すれば、チームからより価値のあるアイデアが得られます。(恥ずかしがらないで、言ってみよう)
■歌詞 Lyrics
[Intro: Child]
Think about the generations
引き継がれていく世代のことを考えて、
and say that we want to make it a better place
そして言おう、もっと良い場所にしたい、と
for our children, and our children’s children,
私たちの子どものため、その子どものために、
so that they know it’s a better world for them
後の世代が、よい世界だと思える場所に。
And think, if they can make the world a better place…
そして、後の世代が自らさらによい世界をつくっていけるように考えよう。
[Verse 1]
There’s a place in your heart
みんなの心の中に場所がある(注1)
And I know that it is love
それは愛だと私にはわかる
And this place could be much brighter than tomorrow
そしてそこが明日よりも明るい場所になれるはずであることを。
And if you really try
そして、みんなが本当に努力すれば
You’ll find there’s no need to cry
泣く必要がなくなることが分かるだろう
In this place you will feel there’s no hurt or sorrow
そこには痛みも悲しみもないと感じるだろう
[Pre-Chorus 1]
There are ways to get there
そこにたどりつく道はある
If you care enough for the living
生きるものに十分に気をかけるのなら、(注2)
Make a little space
小さな場所をつくろう
Make a better place
もっと良い場所をつくろう
[Chorus]
Heal the world
世界を癒そう
Make it a better place
もっと素晴らしい場所にしよう
For you and for me
みんなと私のために
And the entire human race
人類全体のために
There are people dying
死んでいく人がいる
If you care enough for the living
生きるものに十分に気をかけるのなら、
Make a better place
よりよい場所にしよう
For you and for me
私たちのために(注3)
[Verse 2]
If you want to know why
理由が必要なら
There’s a love that cannot lie
そこには嘘のない愛があるから
Love is strong, it only cares for joyful giving
愛は強くて、ただ喜びを与えることだけのものだから(注4)
If we try, we shall see
やってみればわかる
In this bliss we cannot feel
その至福ののなかでは感じるはずがない
Fear or dread, we stop existing and start living
不安や恐怖なんて。そして「ただ存在する」をやめ「生きる」を始められる
[Pre-Chorus 2]
Then it feels that always
そしていつも感じるはず
Love is enough for us growing
愛は十分あって私たちは成長できることを
So make a better world
だから、より良い世界をつくろう
To make a better world
より良い世界をつくろう
[Chorus]
Heal the world
Make it a better place
For you and for me
And the entire human race
There are people dying
If you care enough for the living
Make a better place
For you and for me
世界を癒そう
もっと素晴らしい場所にしよう
私たちのために
人類全体のために
死んでいく人がいる
生きるものに十分に気をかけるのなら、
よりよい場所にしよう
私たちのために
[Bridge]
And the dream we were conceived in will reveal a joyful face
私たちを育んでくれた夢がやがて喜びの顔を見せてくれる(注5)
And the world we once believed in will shine again in grace
私たちがかつて信じた世界が善意のなかで再び輝く(注6)
Then why do we keep strangling life?
だとすれば、なぜ私たちは生命の首を絞め続ける?
Would this Earth crucify its soul?
この地球はその魂を磔(はりつけ)にするだろうか?(注7)
Though it’s plain to see
明らかなことだけれど、
This world is heavenly
この世界は神々しく
Be God’s glow
神の輝きになる
[Verse 3]
We could fly so high
私たちはとても高く飛べるはず
Let our spirits never die
私たちの魂を死なせてはいけない(注8)
In my heart, I feel you are all my brothers
私の心のなかでは、みんな兄弟(注9)
Create a world with no fear
恐れのない世界をつくろう
Together, we’ll cry happy tears
みんなで、幸せの涙を流そう
See the nations turn their swords into
やがて、各国がその武器を変えて
Ploughshares
鍬(すき)にする
[Pre-Chorus 3]
We could really get there
本当にそこへたどり着ける
If you cared enough for the living
生きるものに十分に気をかけるなら、
Make a little space
小さな場所をつくって
To make a better place
さらに良い場所をつくろう
[Chorus]
Heal the world
Make it a better place
For you and for me
And the entire human race
There are people dying
If you care enough for the living
Make a better place
For you and for me
世界を癒そう
もっと素晴らしい場所にしよう
私たちのために
人類全体のために
死んでいく人がいる
生きるものに十分に気をかけるのなら、
よりよい場所にしよう
私たちのために
Heal the world
Make it a better place
For you and for me
And the entire human race
There are people dying
If you care enough for the living
Make a better place
For you and for me
世界を癒そう
もっと素晴らしい場所にしよう
私たちのために
人類全体のために
死んでいく人がいる
生きるものに十分に気をかけるのなら、
よりよい場所にしよう
私たちのために
Heal the world
Make it a better place
For you and for me
And the entire human race
There are people dying
If you care enough for the living
Make a better place
For you and for me
世界を癒そう
もっと素晴らしい場所にしよう
私たちのために
人類全体のために
死んでいく人がいる
生きるものに十分に気をかけるのなら、
よりよい場所にしよう
私たちのために
[Outro]
There are people dying
If you care enough for the living
Make a better place
for you and for me
There are people dying
If you care enough for the living
Make a better place
for you and for me
死んでいく人がいる
生きるものに十分に気をかけるのなら、
よりよい場所にしよう
私たちのために
死んでいく人がいる
生きるものに十分に気をかけるのなら、
よりよい場所にしよう
私たちのために
You and for me
私たちのために
Heal the world we live in,
私たちが生きるこの世界を癒そう、
save it for our children
子どもたちのために残そう(注10)
■補足説明
(注1)There’s a place in your heart
your heart は、聞き手の一人の「あなた」だけでなく「みんな」と解釈しました。後述の(注9)にもあるとおり、”I feel you are all my brothers” ともあるので、you は複数の「あなたがた = みんな」と解釈しています。
(注2)If you care enough for the living
the living には「生きているもの(人々)」という意味があります。
(注3)For you and for me
直訳すれば「あなたのため、そして私のため」となりますが、(注1)にもあるように、聞き手は複数の「あなたたち」と解釈しており、さらに、あちこちに we(私たち)が出てくるため、あえて二者をわけずに「私たちのため」と訳しました。
(注4)Love is strong, it only cares for joyful giving
care for は、主に否定文、疑問文で「望む、好む」という意味があります。ここでは否定文、疑問文ではないものの、”only” があり「それ以外のものは望んでいない」と意味と解釈しました。
(注5)And the dream we were conceived in will reveal a joyful face
the dream in which we were conceived が主語なので「私たちを育んでくれた夢がやがて喜びの顔を見せてくれる」という訳になります。
(注6)And the world we once believed in will shine again in grace
grace には、気品、優雅さ、礼儀正しさ、神の恵み、寛大など広い意味がありますが、ここでは、行動を起こす私たち人間の「善意」と解釈しました。
(注7)Would this Earth crucify its soul?
crucify は「磔にする」という意味。its soul とは「地球の魂」ということになりますが、「地球をよい場所にしようと行動する人間の魂」という意味と解釈しています。
(注8)Let our spirits never die
spirits には、生気、霊、精神、活気などの意味がありますが、(注7)同様に「地球をよい場所にしようと行動する人間の魂」と解釈しています。
(注9)In my heart, I feel you are all my brothers
you are all my brothers とあるので、you は「みんな」と解釈しました。
(注10)save it for our children
save には「救う」という意味がありますが、冒頭にも “we want to make it a better place for our children, and our children’s children …” とあるので「子供たちにこの地球を残そう」という意味、と解釈しました。
■「最も誇りに思う曲」、慈善団体も設立
ファンとの2001年のインターネットチャットで、マイケルジャクソンは「最も誇りに思う曲」と言っています。
合わせて慈善団体 “Heal the World Foundation” を設立し、子どもの命を大切にすること、子どもに、他の人を助けることを教えること、を目的としています。 “betterment for all”(すべてのための改善)とは、慈善コンサートツアー “the Dangerous World Tour” の中心となるコンセプトです。
In a 2001 Internet chat with fans, Jackson said that “Heal the World” is the song he was most proud to have created. He also created the Heal the World Foundation, a charitable organization which was designed to improve the lives of children. The organization was also meant to teach children how to help others. This concept of ‘betterment for all’ would become a centerpiece for the Dangerous World Tour.
■マイケル・ジャクソン(Wikipediaより)
マイケル・ジョセフ・ジャクソン(Michael Joseph Jackson、1958年8月29日 – 2009年6月25日)は、アメリカ合衆国出身の総合芸術家。歌手、作曲家、舞踊家、平和活動家など、その活動は多岐にわたる。人類史上最も成功したエンターテイナー(ギネス世界記録より)。一般的に「キング・オブ・ポップ」と称される。
ポピュラー文化の形成に多大なる影響を与えた人物の一人である。これまでに全世界で3億枚[1][2]から3億5,000万枚の音楽作品を売り上げており、ビートルズやエルヴィス・プレスリーに次いで史上最も売れた音楽家として名を連ねているほか、グラミー賞を13回受賞している(ノミネートは38回)。
1958年、アメリカ合衆国インディアナ州の貧しいアフリカ系家庭に生まれ、幼い頃から兄弟たちとともに音楽の才能を発揮。1970年代に一世を風靡した兄弟グループ「ジャクソン5」の天才リードシンガーとしてアイドル的な人気を博した後、ソロ活動に専念する。80年代、クインシー・ジョーンズをプロデューサーに迎えた三部作『オフ・ザ・ウォール』『スリラー』『バッド』での前人未到の成功を経て、瞬く間にポピュラー音楽界の頂点に立つ。90年代以降は、『デンジャラス』『ヒストリー』といった大ヒット作を生み出し続ける一方で、私生活や容姿に関するゴシップや数々のスキャンダルがメディアに取り沙汰されるようになり、心労で鎮痛剤や睡眠薬への依存に悩む。2009年、大々的なカムバックとなるはずだったツアー「THIS IS IT」の実施を発表するも、公演開始1ヶ月前の6月、ロサンゼルスの自宅で急性プロポフォール中毒により息を引き取った(享年50歳)。
■Dangerous World Tour (from Wikipedia)
Dangerous World Tourは、8枚目のスタジオアルバムDangerousをプロモートする2回目のワールドコンサートツアー。 ペプシコーラがスポンサーになりました。 すべての利益は、自身の “Heal the World Foundation”など、さまざまな慈善団体に寄付しました。 ツアーは1992年6月27日から1993年11月11日まで、400万人に69のコンサートを行いました。
The Dangerous World Tour was the second world concert tour by American singer Michael Jackson to promote his eighth studio album Dangerous. The tour was sponsored by Pepsi-Cola. All profits were donated to various charities including Jackson’s own “Heal the World Foundation”. The tour ran from June 27, 1992, to November 11, 1993, playing 69 concerts to nearly 4 million people.
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