県内6ラジオ局が「滋賀県防災ラジオ協議会」を結成
滋賀県内のFMラジオ6局(NHK大津放送局、エフエム滋賀、エフエムひこね、FMひがしおうみ、えふえむ草津、FMおおつ)がきょう10日、災害時の協力体制を目指した「滋賀県防災ラジオ協議会」を結成することになり、滋賀県庁で合意書を6社で交わしました。
平成23年の東日本大震災を受けて翌年2月に5局が「滋賀県ラジオ局防災プロジェクト」を立ち上げて毎年1回、計8回にわたり「防災ラジオ滋賀」と題した同時生放送を制作放送してきて、昨年4月FMおおつが開局したことから新たに加わり、災害時の協力体制の構築を目指し、被災して放送継続が困難となったラジオ局への支援、協力体制構築を目指します。
平穏時には、(1)各社間の緊急連絡ルート確保(2)被災想定の放送訓練(3)被災ラジオ局への物的人的支援(4)県民の防災意識を高める安心・安全に寄与する番組やイベントの共同制作ーーを目指す一方、
大規模災害時には、(5)被災により放送困難に陥った事業者への支援(6)災害情報の共有で、各社が一人でも多くリスナーに伝達していくーーなどに取り組みます。
午前11時から滋賀県庁記者会見室で、各社、局長、代表取締役らが出席し合意書作成を行いました。FMおおつから代表取締役の古田誠が合意書に押印しました。
このあと記者会見を行い、6社の代表は滋賀県庁危機防災センターで、松野克樹滋賀県防災危機管理監、木下雅照滋賀県防災危機管理局地震・危機管理室長と今後の協議を行いました。
来月2月11日(月曜)午後1時から午後2時53分にわたり、防災特別番組「防災ラジオ滋賀2019」と題してFM6局が同時に生放送をお送りします。