比叡山至宝展始まる〜非公開の仏像など70点を展示
比叡山延暦寺国宝殿で、通常は非公開になっている仏像や仏画、書跡など70点を集めた「比叡山至宝展」が1日から始まりました。
延暦7年(788年)、伝教大師最澄による開創以来、国家を鎮め護る寺、日本仏教の母山として比叡山延暦寺は日本の宗教や歴史の中心的な役割を担ってきました。度重なる戦乱や災害に見舞われながらも、守り伝えられてきた文化財の多くが国宝・重要文化財に指定されています。
本展では、元亀の焼き討ち(1571年9月12日)を逃れた西塔瑠璃堂の本尊薬師如来像をはじめ、いつもは非公開とされている仏像、仏画、書跡など貴重な文化財の数々が国宝殿(1階、2階展示室)に一堂に会しています。信仰の対象として長きにわたる時間を経て、大事に守り伝えられきた仏さまをお参りし、比叡山の仏教美術の魅力を鑑賞できます。
会期中、延暦寺開館で「比叡山至宝展コラボレーション企画『ART WORKSHOP』もあり、オリジナル花押作成&書き方、箸の蒔絵体験、写仏体験、念珠作りなどがあります。
【日時】
前期:平成30年8月1日(水)〜9月30日(日)
後期:平成30年10月3日(水)〜11月30日(金)
8時30分〜16時30分
前期後期で展示を入れ替えます。10月1日、2日は展示替で休館
【場所】
比叡山延暦寺 国宝殿(延暦寺バスセンター・東塔駐車場から徒歩1分
【入館料】
大人500円(400円)・中高生300円(200円)・小学生100円
◇比叡山至宝展コラボレーション企画『ART WORKSHOP』
https://www.hieizan.or.jp/archives/3637